ごきげんよう。現役おっさんマンガ編集者の爆進堂です。
今日は新人マンガ家さん向けではなく、マンガ編集者になりたくて就活している方向けに、どうしたらマンガ編集者になれるのか? という疑問についてガイダンスします。
この記事を読むと
マンガ編集者になるルート
マンガ編集者に有利なアルバイト
などが分かります。
マンガ編集者へのルート
マンガ編集者になるにはおおよそ下記の様なルートが考えられます。
出版社(版元)へ就職する。
マンガ部門のある編集プロダクションへ就職する。
IT企業のマンガ部門に就職する。
出版エージェントへ就職する。
1.出版社(版元)へ就職する。
一番メジャーで一番想像しやすいルートが出版社へ就職してマンガ編集部へ配属される事でしょう。
ただし大きい会社だとマンガ編集部以外にも配属がある可能性もあるので、運の部分もあります。出版社に就職してマンガ部門以外からマンガ部門への転属願いを出して叶えられる事もありますが、やはり叶えられるのも運としか言い様がないですね。
新卒者や転職者にも開かれているルートだと言えます。
2.マンガ部門のある編集プロダクションへ就職する。
出版機能は無くて編集部だけの存在が編集プロダクションです。出版社から企画を請け負ったり、自ら提案した企画を出版してもらったりします。マンガ部門がある編集プロダクションはほぼその事業だけですからマンガ編集に就きやすい傾向にあります。
新卒者は取らない場合が多いのでアルバイトで契約社員で入社して正社員昇格というパターンが多いです。
3.IT企業のマンガ部門へ就職する。
電子書籍の配信サイトが自社でマンガ編集部を備えている所が増えて来てます。
出版機能は無い会社が多いですが大手出版社に発行・販売を委託して単行本を出しているところもあります。新卒、中途入社両方の受け入れがあります。
4.出版エージェントへ就職する。
有望なマンガ家を見つけてきて出版社との交渉を代行するのが出版エージェントです。こちらは編集経験者を雇う事が多いので新卒、転職共に狭き門でしょう。
【新卒者向け】マンガ編集者に有利なアルバイト
書店アルバイト経験があると面接では一目置かれます。
肌感覚で読者や売れる商品が分かっていると想像されるからです。営業部門に回される可能性も出てきますがやはり歓迎されます。マンガ専門店やアニメグッズ関連のショップなどの経験があるのも同様に歓迎されます。
もちろん出版社や編集プロダクションでのアルバイト経験も歓迎されます。
マンガアシスタントの経験などもあると面白がられます。
地方住みで出版社や編集プロダクションが無い場合もありますから、そんな場合は新聞社や放送局のアルバイトを狙うという手もあります。
マンガ編集者はIT企業の参加でグッと広い門になりました。
マンガ好きには天職だと思いますので頑張ってください。
ほな、またね。